青蓮寺のペット供養のページから移した
住職の『ひとりごと』のバックナンバーなどです。
先日の読売新聞です。ペット供養に関してのトラブルが非常に増えているとレポートしていました。
火葬料がとんでもない料金だった、最初の話と違いすぎる。等々、読んでいて私の危惧するところが現実のものだと実感しました。
ペットの埋葬に関する法的な規制はありません。それを良いことに民間の業者が多数参入して、大々的に宣伝をして・・・・・
ペットのお墓も作って、誰かお坊さん?を頼んでお経も上げてもらえる。しかし、ここに危うさが潜んでいますよね。民間業者であれば、儲からなければ事業から簡単に撤退してしまいます。お墓参りにいってみたら、そこはもう更地になって跡形もなく・・・・、なんてことも起こりかねないのです。倒産することだって有るかもしれません。(民間業者全てではありませんよ、一生懸命に真面目にやっている業者だってあると思います。)
以前ペットの火葬をしますという業者の営業部長が寺にやってきました。桐生の寺院でペット供養をしてもらえる寺があるかなど、尋ねてきました。趣旨は、量販店など、ペットを扱う店舗と組み、ペットの死後を扱う(火葬する)という事業を展開したいと言うものです。自分たちは火葬料を、店にはお寺から供養料の一部をペイバック、みたいなことをいっていました。しかしその後何も言ってきません。おかしいなと思って調べてみたら、市外のあるお寺さんが火葬炉を引き取って・・・・(体よく撤退していました)こんなもんです。
その点寺でのペット供養であれば、寺がある限り存続は間違い無しでしょう。ペットの供養をしようとされる場合は、この点もよく調べてからにしてください。H20/08/29
中学生がおもしろ半分で白鳥を殴り殺した。あまりにも衝撃的な事件でしたね。その白鳥たちが命をかけて守った卵が、人工孵化器の中で誕生を間近に控えていると報じられました。
親鳥のぬくもりを知ることが出来なかった命たちが、事故などの不慮の死を遂げずに健やかに育って欲しいと念じて止みません。私の、せめてもの償いの気持ちであります。 H20/06/05
青蓮寺の住人(家族)は全員動物好き。それも、捨て犬やネコをいとおしんでいます。近くに住む私の妹も例外ではありません。保健所が野良犬を捕まえに来て、捕獲をしようとした時「私が飼います!!!」その犬はラッキーと名付けラれ
天寿を全うしました。その後野良猫を飼い猫にして可愛がりなど・・・
巣から落ちてけがをしていた雀を飼ったこともあります。それらの動物が死んだ時は、大泣きをします。それぞれの死んだ命日もちゃんと覚えています。これにはかないません。
ところが娘の結婚相手が、何と動物が大の苦手!そのため寺のペットたちをその代償として可愛がっています。ネコグッズなどを持ってきて悦に入っています。
ペットがいると、とても穏やかになります。母はネコどもと一緒に寝ています。ネコにベッドの真ん中を陣取られ、変な格好で寝ている時もありますが、それでもネコがいとおしいようです。 H20/04/16
ペット供養についてネットで調べていたら、ペット供養を認めていない教団があることが判明しました。ちょっと意外というか、なるほどと言うか、それぞれの考えがあることだとは思いますが、命あるものは人間だけではありませんよね。日本人は命のないものに対しても感謝の気持ちを持ち、供養をしてきました。その代表が針供養だと思います。この心の豊かさこそが私たちが大切にしなくてはならないものだと思えてなりません。 H20/03/06
ネットで見ていると、ペットの遺骨を宝石にして・・・とか、様々な商売が成り立っているようです。ものによっては、人間様?以上に費用がかかる場合も見受けられます。そんなサイトを見ていると、ちょっとやり過ぎじゃ?なんて感じてしまいます。皆さんはどうお考えになりますか。遠慮無しに意見公募のページから書き込んでください。 H20/03/06
昨日のラジオで、亡くなったペットのクローンを誕生させることについてのトークがありました。95%の人が反対という結果も付いていました。皆さんはどうお考えになりますか。姿形はすっかり同じでも、性格までもが全く同じだと言うことはあり得ないと思うのですが。人にせよペットにせよ、その生育歴により性格は違ったものになって成長していきます。同じ遺伝子を持つ一卵性双生児だって、その性格は違うと言います。クローンのペットを考えた時、性格までもが全く同じだという幻想があるのかもしれません。そんなことを考えるより、一つの命の終わりをしっかりと見届け、その死を受け入れてゆかないと困った事態が起こりかねません。命あるもの全てが変わらぬ状態で居続けることは出来ません。この世は無常なのです。ペットの死、確かに悲しいことです。受け入れがたいことだと思う人がいることは否定できませんが、『愛別離苦』という教えがあるように、これはこの世に生を受けたものの定めであります。苦しい思いは、供養というかたちでしか解決できないのかもしれません。H20/02/19
寺で飼っている犬・ネコ全て捨てられていたものです。でもとてもかわいい家族です。犬好き、ネコ好き、犬猫に限らず、ペットの話になるとお互いにペット自慢になってしまいますね。ペット自慢をしあっている時の顔ってどうして笑顔になるんですかね。いつでもこんな顔でいられたら良いのにと、考えてしまうには私だけでしょうか。 H20.02.09
昨年桐生市で起きた信じられない事件です。桐生タイムスというローカル紙が報じました。
なんと、生まれたばかりの子猫たちが生きたままでゴミとして出されたというのです。今思い出しても腹立たしい出来事です。一体どんな人なんでしょうね。小さな邪魔な命だったのかもしれません、それならば避妊手術をするとか、事前の手だてはいくらでもあるはずです。こんな事を平気で出来るなんて信じられませんよね。寺のペットたち(一匹の犬と2匹のネコ、全て野良ネコ・捨て犬、ネコ。その姿を見ているととても心が和みます。犬のお陰で朝晩の散歩が出来ます。実に健康的な生活に欠かせない存在です。ネコたちは夕方になると家に入ります。母の手の上にある餌を食べます。手にある餌を食べることがとてもうれしいようです。母はそれがうれしくてペットフードにカツブシを沢山混ぜて食べさせます。私の懐はお陰でだいぶ痛みますがそれも楽しいことになります。お前達は犬の・ネコの幸せを手に入れたんだよ、といつも語りかけているこの頃です。
ペット供養のお墓にはいつも花が生けられています。きっとここに葬られたペットたちは幸せだったんだろうなと、いつも手を合わせています。
H20/01/04
今日のニュースで、痴呆症のおばあさんが、犬のお陰で凍死せずに助かったと報じていました。見ず知らずのおばあさんに寄り添い、暖めて助けた犬に感謝です。人が忘れてしまった優しさを、犬が教えてくれているように感じました。 H19/12/07
このワンちゃんは無事に飼い主の元に戻れたと言います。本当に良かったと安堵しました。それにしても、行方不明になったのが前日と言うから、このおばあさんを助けに行ったとしか考えられません。きっと飼い主の方に優しく飼われていたんだと思います。寺の犬にはこの芸当は難しいかもしれません。大変な人好きなのですが、落ち着きに欠けますから・・・ H19/12/14
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